コンセプトを大事に…ね。

広報本部
秋山知彦
2022-05-11

つい先日、娘が幼稚園の親子遠足で大阪府の河内長野にある関西サイクルスポーツセンターに行ったそうで。

その翌週に、また行きたいと娘が言い出しまして、家族で行ってまいりました。

その名の通り、サイクリングをメインとしたアトラクションがいくつもあるテーマパークです。

4人乗りの自転車や、森林の中を自転車借りてサイクリングするコース、遊園地の乗り物のようなものもあります。

https://onl.sc/QrJ7uZv

私は小学校以来?かもしれません、、、一輪車があったので乗ったり、小学生時代の自分を思い出し懐かしんでおりました(なんとか手すりにつかまりながらだと乗れた)。

面白いと思ったのは、施設の活用の仕方です。

例えば、もともと競輪場として使用していたであろう場所は改装もせず、ユニークな自転車をあつめて乗れる場に。子供用のプールとして展開していた場所はこちらも改修は特にされていない感じで、ボートを浮かべて、プール内を自由に動き回れるアトラクションに。

中でも、一番子どもたちが関心を示したのが、「宝石探し」。

看板が立ててあって、小石が敷き詰められてある中に、パワーストーンが埋められています。

それを子どもたちは目を輝かせて、探しはじめるのです。

ん?本テーマパークのコンセプトはサイクリングじゃないのか?

キャッチコピーには「レッツ!!コギコギ!!エクササイズ!!」と称しており、宝石探しはどちらかというと、コピーからは外れてしまうような印象だったのですが・・・

よくよく意味を掴んでみると、エクササイズ!!という意味には、運動だけでなくメンタル面を鍛える意味でも用いられることがある、ということを知って、なるほど、これはこれで、宝石探しはコンセプトに一貫したアトラクションなんだなと改めて思いました(看板にも子供の達成感を味わえると少々メンタル(エクササイズ)に触れた文言を記載していた)。

YTJにも教育コンセプトがありますね。

・ダイバーシティ(パートナーシップ)教育・・・公演やレッスンを通して多くの人と関わることで、自分と異なる意見や考え方を冷静に受け止め、尊重する

・リーダーシップ教育・・・社会や他人に興味を持ち、指示待ちではなく自発的に他人を巻き込んで目標実現に向けて努力していける力をつける

・プロジェクトベース教育・・・ひとつの目標(プロジェクト)を一丸となって目指すことで、チームワークや自己管理力を身に付ける

メンバーの皆様はこれらの教育コンセプトを、公演やレッスンの体験を通して、チャレンジして、自身の強みを見出して、仲間と一緒に素晴らしい作品を創り続けています。

YTJで働くスタッフの皆様も、これらの教育コンセプトを念頭に、自分の強みをそれぞれチームの中で発揮し、より成果をだしていきたいな、とも思います。

YTJで働いている皆様は、色々な才能や能力に溢れているからです。

演出、演技、プロジェクトマネジメント、店舗マネジメント、経理、財務、人事、マーケ、システム、保護者対応、物販、デザインなどなど、これらをすべて皆が把握して、まんべんなく知識を得るなんて無理な話です。

なので、各々が得意な領域でリーダーシップを発揮できる環境を一緒につくっていきたいです。

時には意見が食い違ったり、なかなか決めたいが、決まりきらないこともあるかと思います。

そりゃあ、プロジェクトベースで進めていると、色々考えや価値観が異なることってあって当然ですよね。

自分の意見を発し、そして皆(スタッフ、保護者やメンバー)の意見を聞きながら、

決して単一的な物事の見方ではない情報をもって1つの形にまとめていく、

それが、パートナーシップのスタイルでもあると思います。

自身の物事の見方も広がるし結果学び(よりロジカルに考える癖がつく)もあります。

ところが、意見を言ってください、と言っても意見が言いやすい雰囲気とそうでない雰囲気ってのがありますよね。

例えば、つい感情的になって怒ったりしちゃうと、空気的に意見なんて出せるような雰囲気になんてなりません。

そうならないように、YTJのカルチャーとしては、皆が意見を気軽に言い合える関係性(コミュニケーション)をさらにつくっていきたい。

もし怒っている人がいたら、なんでその人は怒っているのか、怒ってしまった人はなぜ自分は怒ってしまったのか。

そういった感情の裏に隠れている心理的な背景を読み取って、怒っている人がいたら、”ああ、この人はここの部分で怒ってしまったのか、なのでその方にはアプローチをこう変えてみよう”や、怒ってしまった人は、パートナーシップに立ち返って、”冷静になってコミュニケーション取れる関係性をつくれるように話をする、雰囲気をつくる”、そういった互いの自責的な視点を大切にもっておきたいです。

コンセプトを大事にしつつ、各々の強みを活かし、実現したいビジョンをもつ。

それがYTJで叶えられることが内的動機づけにつながり、とても高いパフォーマンスを発揮できると信じています。